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読書【遅読家のための読書術】価値ある1行を探す冒険・書き出して発見!

遅読家のための読書術
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本1冊全てを熟読しても記憶には残らない。
時間をかけて読んでも何も残らないのでは、読書がつまらなくなる。

「おもしろい読書にするためには」どうすればいいのか、

「時間をかけずに読むには」どうすればいいのか。

  • 遅読家のための読書術 情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣
  • 2016年2月25日 第1刷発行
  • 著者 印南敦史
  • 発行所 ダイヤモンド社

本1冊全てを熟読しても記憶には残らない

「本の内容を覚えよう!」「本の内容を忘れないようにしよう!」

こう思って本を「熟読」し、1冊読むのにたくさんの時間を使ってしまう。

 

ところが、少し時間が経つと、ほとんど記憶に残っていない。

「熟読」って、すごく読んだ気になるのに、実際にはあまり身についていない。

なのに、なぜ熟読をしてしまうのか?

 

学校教育の国語。

「文章から作者の思いが〜」とか、「〇〇君は、なぜそう思ったのか?」とか。

深く読み込まないと答えられない。

だから、「熟読」をするようになっているのではないか?と。

 

情報が溢れかえっている現代社会。

「熟読」なんてしてる暇などない!と思う人は、きっとこの本は必要ないだろう。

なぜなら、その人は「熟読の呪縛」にとらわれていないから。

 

ああ、そう言われれば熟読していた。

だから、読むのが遅いのか・・・

 

この本は「熟読の呪縛」から解放させてくれた。

速読術ではなく、正しい流し読み

熟読をしても記憶に残らないのに、ビュンビュン速く読んでも記憶に残らない。

まあ当然、確かにその通りだ。

本を「読む目的」をはっきりさせる

その本を読むことによってなにを得たいか

 

自分の場合、

1冊の本を読み終えるのに何日もかかる。

もっと、1冊にかかる時間を短くしたい!

 

だから自分の場合、

「この本を読めば、1冊読む時間を短くできるノウハウが得られる」

という目的ができる。

 

目的を持つことで、本の中から自分に必要なところをキャッチしやすくなる。

大勢がガヤガヤとしたところでも、自分の気になる話題をしている人の声は耳に入ってくるのと一緒。

「はじめに」と「目次」はじっくり読む

若いころ、「はじめに」や「目次」なんて飛ばしてたなぁ。

もったいないことだ。

 

「はじめに」は「本の要約」が書かれている。

「はじめに」を読めば、自分に必要かどうかがわかる。

 

「目次」は、要点・重要キーワードがわかるリストだ。

どこが自分に必要なのか不要なのか判断できる。

 

不要なところは読み飛ばす

 

自分に必要なところだけを読んで、読む時間を短くできる。

自分に必要なところを選ぶ力が身につく。

最初と最後の5行だけを読む

「ここは、自分にとって必要かどうか」悩むときもある。

 

そんなときは、その項目の「最初と最後の5行だけ読む」と何となく内容がわかるという。

理由はいろいろあるらしいが、迷ったら試してみよう。

最高の1行を探す宝探し

本1冊から全てを得ようと欲張りすぎる。

「これこそ自分にとって最高のこと」

というところを見つけるのが読書。

 

どうやるの?

  • 前述した自分に必要なところから、気になったところをバンバン書き出す
  • 全て書き出し終わったら、もう一度書き出したことをじっくり読む
  • その中で一番重要だと思うところを選ぶ

簡単だね。

そして、一番重要だと思ったことについて、「なぜそう思ったのか?」などの、その時の気持ちや思いを、30、40字程度でまとめる。

そうすれば、後から見たときに、どういう本だったのか思い出せる。

 

さらに、書き出していくと、ノートがどんどん埋まっていく。

書くことで内容の理解度もアップする。(アウトプット)

そして、達成状況が可視化されて楽しい。

 

こうなると、読書は楽しくてしかたない状態になるね。

まとめ

熟読は、時間ばかりかかり実際には、あまり身につかない。

ついつい、もったいないからと、興味のない部分まで読もうとしてしまう。

 

そうではなく、「はじめに」と「目次」を活用して、自分に必要なところを探して読む。

この本の一番好きな場所を載せ、今後の読書ライフを楽しもう。

「価値ある1行」を意識して読むことには、読書に対するネガティブな感情をかき消す効果もあります。

読書を「面倒くさい」とか「苦痛だ」と考えるのは、「そこに書かれている文字列をすべて目で追い、かつ、内容を咀嚼しなければ『読んだ』とはいえない」という思い込みがあるからです。読書が作業になってしまっているということだと思います。

しかし、「1行」を探しながら読むようにすると、そこには冒険しかありません。